システム手帳は、自分好みに使い方を工夫できるのが強みです。
しかし、その自由度の高さゆえに、使いこなすのが難しい手帳でもあります。
そこで、長年愛用してきた手帳の使い方をご紹介します。
Design My Life とは
今回お伝えする手帳活用方法を、Design My Life(デザインマイライフ)っと名付けました。
単に予定管理のためのツールとしてではなく、
手帳記入を通じて、自分の人生を作っていく、デザインするようなツールとして
私たち”持ち主”と共に歩んいく、そんな意味を込めています。
Design My Lifeでは、システム手帳をがっつりと使い倒して
徹底的に自己理解を深め、自己管理をしていく使い方をします。
ビジネス書の名作「七つの習慣」「思考は現実化する」「アファメーション」の
影響を受けた形になっております。
興味のある方は、是非読んでみてください。
Design My Life の基本構成
基本構成
- やりたいこと、やらないことリスト
- 価値観リスト
- 未来(フューチャーログ)
- アファメーション
- 年間(イヤー)
- 月間(マンスリー)
- 週間(ウィークリー)
- 日(デイリー)
- その他(物欲、通帳、読書ログetc)
具体的には、上記のような構成になります。
始めに時間を掛けて自分を知るためのワークをいくつか行います。
その中で見つけた自分なりの願望やなりたい姿を以下のリフィルにまとめます。
今回作成するリフィル
- やりたいこと、やらないことリスト
- 価値観リスト
- 未来(フューチャーログ)
- アファメーション
そして、その願望や理想を実現するために
繰り返し確認したり、振り返りを行いながら日々を過ごし
努力の積み重ねをするために以下のリフィルを使用します。
習慣化で使用する
- 年間(イヤー)
- 月間(マンスリー)
- 週間(ウィークリー)
- 日(デイリー)
- その他(物欲、通帳、読書ログetc)
4つのステップ
Design My Lifeでは、最大限に効果を発揮できるように
4つのステップを踏んでシステム手帳を作成していきます。
ポイント
- 自分を知る
- 段階を組む
- 自己暗示
- 習慣化
1、自分を知る
少し時間を掛けて、自分の願望や理想を明確にしていきます。
その為にいくつかのワークを行います。
時間が掛かりますが、ここでしっかりと自分と向き合うことにDesign My Lifeの強みがあります。
反対に言うと、ここをないがしろにすると活用しきれない結果となってしまうので、しっかりと時間を掛けて行いましょう。
ワーク1とワーク2はどちらを先に行ってもOKです。
どちらも100個を目安に書いていきましょう。
いっぺんに100個は難しい場合は、数日に分けてもOKです。
ワーク1、やりたい事リスト作成
やりたいことリストを書き出してみましょう。
「自分に達成できるか」「具体的な実現方法」などは一切考えなくてOKです。
私は自分の人生でこんなことをやってみたいっという思いのままに書いてみてください。
いくつかのカテゴリーごとに、分けて考えるのがコツです。
たとえば「家庭」「仕事」「健康」「お金」「趣味」など、それぞれでやってみたいこと、こんな風になったら最高!っていうことを考えてみてください。
ワーク2、やらない事リスト作成
やらないこと・やりたくないことを書き出してみましょう。
これだけをやりたくない、こんな状態にはなりたくない
そんな避けたい状態を考えてみてください。
いくつかのカテゴリーごとに、分けて考えるのがコツです。
たとえば「家庭」「仕事」「健康」「お金」「趣味」など、それぞれでやってみたいこと、こんな風になったら最高!っていうことを考えてみてください。
ワーク1・2が行えたら書き出した「やりたいこと」「やりたくないこと」を見返してみましょう。
ワーク3、価値観の言語化
「やりたいこと」「やりたくないこと」を見返していきます。
各項目を見て「つまりどういうこと?」っと問いかけていきましょう。
自分の望むことの傾向が見えてきます。
たとえば、「英語を話せるようになる」っという、
”やってみたいこと”に対して「つまりどういうこと?」と問いかけた場合
「言葉の壁を越えてコミュニケーションをとりたい」や
「知らないことを学びたい」などといった深堀ができます。
ほかのリスト項目の中に同じものが多い場合、
「私は、他文化の人と交流したいんだ!」
「私は、知らないことを知ることに喜びを感じるんだ!」
っという傾向が見えてきます。
ワーク4、自分の軸を発見
価値観の言語化の中で見えてきた傾向を
「自分の軸」として「価値観リフィル」に記入します。
ここで作成した「やりたい事リスト」「やらないことリスト」「価値観リスト」は、
今後の活動の中で立ち返る場所となります。
判断に迷ったり、なんで毎日こんなことしているんだっけ?っというような気持になった時に振り返ってみましょう。
2,段階を組む
ここでは、フューチャー(未来)リフィルを作成します。
目標(ゴール)を設定して、そのために必要な行動や段階(ステップ)を組み立てていきます。
いきなり目標を掲げてくださいっといわれても、イメージしにくいので、ここでもワークに沿って行ってみましょう。
ワーク5,役割の明確化
自分の今持っている”役割”を確認しましょう。
Design My Lifeでは、誰もが当てはまる以下のものを設定しています。
- 自分 (肉体、精神、知性、社会)
- 仕事 (例;会社員、部長、保育士、料理人etc)
- プライベート (例;夫、妻、父親、母親、兄、姉、弟、妹etc)
自分がどんな役割を持っているのか、改めて確認してください。
役割の中で”自分”については特別です。
「肉体」「精神」「知性」「社会」の4つに分けて考えます。
ワーク6、役割ごとの目標(ゴール)設定
それぞれの役割ごとに10年後にどうなっていたいのか
目標(ゴール)を設定していきましょう。
例えば「仕事」の役割で「会社員」の方でしたら、
「10年後”部長”に昇格し部下と良好な関係を築きていたい。」などといった感じでOKです。
ワーク7、段階を組む
それぞれの項目の目標(ゴール)に至るまでのステップを組みます。
10年後から逆算して、5年後、3年後、1年後、半年後、3か月後どんな風になっていることが必要か考えてみましょう。
今何をするべきか見えてくるはずです。
10年や5年後の未来は想像しにくいですが、ひとまず設定してみてください。
進むうちで変化するのが前提になっているので問題ありません。
仮でもいいので、その目標(ゴール)から逆算していくことで
だんだん今やるべきことが見えてくるはずです。
次の”自己暗示”では、モチベーションを維持したまま
見えてきた今行うべきことを続けるための”アファメーション”を作成していきます。
3,自己暗示
ここではアファメーションの文章を作成していきます。
アファメーションについてはこちらの記事で
詳細をまとめているので見てみてください。
ワーク8、アファメーション文作成
ここまでで見えてきた、今行うべきことや
”価値観リスト”などから、アファメーションの文章を作成します。
Design My Lifeでは、毎日見返して読み込む大切な部分です。
4,習慣化
ここまでのたくさんのワークお疲れさまでした。
ワークを通じて以下のリフィルを作成してきました。
- やりたいこと、やらないことリスト
- 価値観リスト
- 未来(フューチャーログ)
- アファメーション
ここまでのワークで「自分の望む姿や理想」がはっきりし、
何をするべきなのか見えてきているのではないでしょうか?
ここからは習慣化のためのリフィルになります。
具体的な使い方を解説しながら進めていきたいので、「4,習慣化」については
別記事「Design My Life使い方」で解説していきます。
そちらを参照してください。